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源氏物語女はらから論カバー

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源氏物語「女はらから」論

書名かな げんじものがたりおんなはらからろん
著者(編者)名 細木郁代 著
著者(編者)名かな ほそきいくよ
ISBNコード 978-4-8386-0447-0
本体価格 8,800円
税込価格 9,680円
判型 A5上製カバー装
頁数 348頁
刊行日 2013年4月10日
在庫 残部僅少
 作者と作中人物の関係性を軸に据えつつ、多角的な角度から、『源氏物語』をより深く読み解く

 新たなる源氏物語論の試み

 ロマン・ロランの『ジャン・クリストフ』の冒頭で、叢の中に故郷の大地の香を見出す少年のように、『源氏物語』という大交響曲もまた、故郷と結びつく語感の「女はらから」を求めて始まったのではないだろうか。
第一部 『源氏物語』の人間関係性
  第一章 『源氏物語』「女はらから」論
       ――総括的見地から
  第二章 『源氏物語』の「女はらから」とその准拠
  第三章 先行文学と「女はらから」性
  第四章 「源氏物語」の人間関係性における虚構と真実
  第五章 光源氏と仇敵の関係性
       ――既視感を軸として

第二部 『源氏物語』の生成過程
  第一章 「みやび」と「ゆほび」との美意識
  第二章 『源氏物語』の時間意識
  第三章 『源氏物語』の神話的発想
  第四章 『源氏物語』生成過程の発想の回路
       ――心理のゆれを軸として
  第五章 若菜――逆光の構図

第三部 『源氏物語』の表現の構造
  第一章 「色草」と「言草」の六条院
  第二章 「まどゐ」の三文字と末摘花
  第三章 「忘れ草」の表現と基底
  第四章 「しののめ」――暁闇の惑い
  第五章 「ゆかり」「よそへ」「なずらへ」の回路
  第六章 「深き夜のあはれ」の時空
       ――若菜巻以後の世界

第四部 『源氏物語』と紫式部
  第一章 『紫式部日記』における人間関係性
  第二章 紫式部と作中人物の関係
       ――紫の上の未完の人生
  第三章 紫式部と庶民の関係

第五部 『源氏物語』「女はらから」論の領域の内と外
  第一章 紫式部とキャサリン・マンスフィールド
       ――『園遊会』の人生論
  第二章 紫式部の個性と性格
  第三章 『紫式部集』と「女はらから」論

初出一覧
【資料】紫式部系図
あとがき
参考文献

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