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注釈書・単行本など 詳細
百子沢おはな恨報実録
─山形県の史実と伝承そして説話文学
書名かな | ひゃっこざわおはなこんぽうじつろく ─やまがたけんのしじつとでんしょうそしてせつわぶんがく |
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著者(編者)名 | 阿部八郎 著 |
著者(編者)名かな | あべはちろう |
ISBNコード | 978-4-8386-0362-6 |
本体価格 | 2,204円 |
税込価格 | 2,424円 |
判型 | A5判上製カバー装 |
頁数 | 240頁 |
刊行日 | 1988年3月30日 |
在庫 | ※在庫僅少 |
与惣左衛門一族の滅亡、おはなの自殺という史実と伝承のはざまに先行作品(皿屋敷物・逆髪現象)を巧みに取り込んだこの作品は、
山形県西置賜郡小国町大字百子沢を舞台にいまなお「百子沢おはな伝説」として語りつがれている。
一七〇年前の「恨報実録」、いま語りつがれている「百子沢伝説」、伝説を歴史的にながめる時、またとない生きた素材に説話文学の成立事情をさぐる。
山形県西置賜郡小国町大字百子沢を舞台にいまなお「百子沢おはな伝説」として語りつがれている。
一七〇年前の「恨報実録」、いま語りつがれている「百子沢伝説」、伝説を歴史的にながめる時、またとない生きた素材に説話文学の成立事情をさぐる。
目次
はじめに
第一部 本文(翻刻と注)
第二部 史実との関係性
一 年号
二 地名・神社仏閣
三 人名
四 事物・他
五 地質的状況
六 治水工事
七 交通路
八 年齢
第三部 国語学的調査
一 作者介入の表現・表記
二 文体
三 用字
四 文法
五 語彙
六 音韻
七 比喩表現
八 人称
九 引用形式
十 国語学的意義
第四部 国文学的調査
一 文献資料
二 口承資料
三 先行作品と野関係―逆髪と破皿―
四 国文学的意義
五 説話文学としての『恨報実録』
六 現存する類似説話
七 破皿事件の女性
おわりに
あとがき
逆髪現象・破皿事件・針飯事件一覧表
資料一覧
索引