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C63

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ことばから迫る狂言論

―理論と鑑賞の新視点―
書名かな ことばからせまるきょうげんろん ―りろんとかんしょうのしんしてん―
著者(編者)名 小林千草/千 草子 著
著者(編者)名かな こばやしちぐさ/せん そうこ
ISBNコード 978-4-8386-0421-0
本体価格 2,381円
税込価格 2,619円
判型 四六判上製カバー装
頁数 320頁
刊行日 2009年1月31日
在庫 在庫あり
※10冊以上購入ご希望の場合には別途ご連絡下さい。
   ことばの研究者と歴史小説の作家とが
  密接な関係の中で紡ぎあった注目の一書
   次の方々へお薦めいたします!

○日本語学・日本文学・芸術学・演劇学・コミュニケーション論専攻の卒論・レポートのために。また、その指導書として教師の方々へ
○能狂言ファン・“お笑い”大好きの若者たちへ
○活躍中の能楽師・狂言師の方々へ
○現在、人間関係の壁にぶつかっている方々へ
  目   次

はじめに
Ⅰ ことばから迫る狂言論

  狂言台本のことばは〝何を物語るのか〟
   第一章 狂言のオノマトペと狂言台本
   第二章 大蔵虎明本「武悪」の表現論的考察
       ─―〈冒頭部〉を虎寛本・現行本と比較する─―

  大蔵虎明本狂言の復元の意義と実践からわかること
   第三章 大蔵虎明本「河原太郎」復元考
       ―─室町の特徴的な音韻とことば―─
   第四章 大蔵虎明本「河原太郎」復元本文と国語史的考察

  狂言と中世資料を有機的に解釈する試み
   第五章 『大かうさまぐんき』と狂言「萩大名」
       ―─狂言的世界が日常的にあった中世―─
   第六章 狂言「獅子聟」と信長の聟入り

  狂言会話の社会言語学的分析
   第七章 狂言に反映された働く女のことば
       ―─「れんじゃく」より―─
   第八章 狂言の夫婦コミュニケーション
       ―─「ひげやぐら」より─―
   第九章 狂言の女たち
       ―─言語生活の分析から発して――

Ⅱ 狂言鑑賞の新視点

   第一章 狂言こだわり入門
     一 見ているだけでおもしろい
        ――「二人袴」「附子」「棒縛」「樋の酒」など
     二 音がおもしろい     
        ――「神鳴」「連歌盗人」「鐘の音」など
     三 恰好がおもしろい
        ――「蚊相撲」「唐相撲」「首引」など
     四 子方がかわいい
        ――「靭猿」「金津」「居杭」など
     五 女の人がたのもしい
        ――「河原太郎」「千切木」「ひげやぐら」など
     六 ちょっと考えさせられる
        ――「布施無経」「瓜盗人」「釣狐」など
   第二章 狂言を楽しむ
       ――狂言万華鏡――
     一 笑えぬ狂言――「米市」
     二 狂言「釣狐」に想う
     三 正調狂言のおもしろさ
       ――第四回「狂言の会」鑑賞私記
     四 「新進立合狂言会」鑑賞私記
   第三章 狂言に足をはこんだ観客へのいざない
     一 狂言は人間学入門書である
       ――「布施無経」
     二 さあ、ヒットパレードを聞きましょう
       ――小猿の舞う「室町小歌」
     三 四匹目の狐に幸いあれ
   第四章 狂言応用編
       ――旅に出よう!
     一 狂言と花の都(新京都案内)春の巻
     二 狂言と花の都(新京都案内)秋の巻

おわりに
あとがき
 〈巻末付録〉能舞台図と基礎的参考文献

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