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近世芸能の研究

─土佐浄瑠璃の世界─
書名かな きんせいげいのうのけんきゅう とさじょうるりのせかい
著者(編者)名 鳥居 フミ子 著
著者(編者)名かな とりい ふみこ
ISBNコード 978-4-8386-0101-1
本体価格 18,000円
税込価格 19,800円
判型 A5判上製函入
頁数 490頁
刊行日 1989年4月15日
在庫 残部僅少
江戸の演劇界に大きな存在であった土佐浄瑠璃は、当時の芸能界の流行を絶えずとり入れることによって独自の世界を形成している。それはまた、次の時代の演劇を育てる地盤ともなっていたはずである。土佐浄瑠璃を近世演劇史の中に過不足なく位置づけてみたいと思うのである。
 序
第一章 土佐浄瑠璃の系譜
 第一節 土佐浄瑠璃の盛衰
 第二節 土佐浄瑠璃の芸統

第二章 古浄瑠璃の継承と発展
 第一節 さんせう太夫ものの変容
 第二節 鬼神退治ものの諸相
 第三節 「十二段草子」の発展
 第四節 聖徳太子伝の再生
 第五節 中将姫説話の変貌
 第六節 日蓮上人伝の系譜

第三章 軍記ものの浄瑠璃化
 第一節 義経像の形成
 第二節 曾我ものの展開
 第三節 『太平記』の世界

第四章 御伽草子・仮名草子・浮世草子の受容 
 第一節 『文正草子』と「塩屋文正物語」
 第二節 『大倭二十四考』と「金山左衛門岩屋城 大和廿四孝」

第五章 王朝世界の当代化
 第一節 「塩釜大臣」と「融の大臣」
 第二節 篁地獄巡りの変容
 第三節 小町ものの近世化
 第四節 身替り劇としての「土佐日記」
 第五節 『源氏物語』の当代化
 第六節 新道成寺としての「定家」

第六章 近世演劇史の中の土佐浄瑠璃
 第一節 玄宗楊貴妃説話の展開
 第二節 松風ものの変質と「現在松風」
 第三節 「一心二河白道」の位相
 第四節 景清ものの展開と「蓬莱源氏」
 第五節 「名古屋山三郎」の先進性

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