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[王朝文学を彩る軌跡書影]

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王朝文学と東ユーラシア文化

書名かな おうちょうぶんがくとひがしゆーらしあぶんか
著者(編者)名 小山利彦/河添房江/陣野英則 編
著者(編者)名かな こやまとしひこ かわぞえふさえ じんのひでのり
ISBNコード 978-4-8386-0288-9
本体価格 12,000円
税込価格 13,200円
判型 A5判上製カバー装
頁数 474頁
刊行日 2015年10月15日
在庫 残部僅少
本書は、従来の和漢比較文学研究の学術的な蓄積を受け止めつつ、「渤海」「西域」「天竺」「林邑」といった言わば東ユーラシアの第三極を積極的に捉え直し、そのことで「和・漢」のあり方さえも新たに可視化・立体化のできるような問題提起をし、編者3名に加え、論客13名の研究成果を広く学界に提供しようとするものである。

【目 次】

河添 房江
 〔提言〕王朝文学と東ユーラシア文化への招待
陣野 英則 〔提言〕漢字・漢語・漢文をとおしてつながる
       東ユーラシア
小山 利彦 渤海使節を迎えた平安皇権
       ─『源氏物語』の一風景─
小山 利彦 桐壺皇権と春鶯囀の風景
河添 房江 平安物語と異国意識
       ―『竹取物語』『うつほ物語』『源氏物語』を中心に─
陣野 英則 『うつほ物語』と『源氏物語』の学問
       ─物語は読者を学問へといざなうか─
河野貴美子 『源氏物語』古注釈書にみる和漢の往還
       ─『光源氏物語抄』所引漢籍考─
前田 雅之 和漢と三国Ⅱ
       ─イメージの奔放と捨て置かれる現実の間で─
袴田 光康 東ユーラシアにおける庭園と蓬莱
       ─王朝庭園文学論序説─
末沢 明子 書物の所在と物語文学
田坂 憲二 『蒙求和歌』と『源氏物語』
山本 淳子 『源氏物語』の準拠の方法
       ─定子・楊貴妃・桐壺更衣─
岡部明日香 光源氏の明石転居と儒・道・神・仏
       ─その逡巡の思想的背景─
正道寺康子 『うつほ物語』と仙界の音楽
原  豊二 可能性としての『琴操』
       ─散文と韻文をいかに結合させるか、『伊勢物語』を軸にして─
久保 堅一 翁まろの涙
       ─『枕草子』「上に候ふ御猫は」の段と堕畜生譚─
山中 悠希 『枕草子』「殿上より」の段の本文異同と前田家本の編纂方法
       ─漢詩文をふまえた応酬をめぐって─
桜井 宏徳 女が歴史を書くということ
       ─東ユーラシアの中の『栄花物語』─
中丸 貴史 院政期日本の文化的転換
       ─『後二条師通記』から読む「契丹」─
小山 利彦 〔結辞〕東ユーラシア文化論への展開


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