書籍案内

ホーム > 書籍案内 > 研究書(文学系) > 源氏物語の伝来と享受の研究

研究書(文学系) 詳細

20160311102337-0001

立ち読みする

源氏物語の伝来と享受の研究

書名かな げんじものがたりのでんらいときょうじゅのけんきゅう
著者(編者)名 菅原郁子 著
著者(編者)名かな すがわらいくこ
ISBNコード 978-4-8386-0294-0
本体価格 11,000円
税込価格 12,100円
判型 A5上製函入
頁数 376頁
刊行日 2016年2月25日
在庫 残部僅少

平安から江戸にかけて、『源氏物語』がどのように伝えられたのか、また人々はどのように『源氏物語』を受け継ぎ、受け入れていったのか。古写本、古筆断簡、抜書、画帖、梗概書など、さまざまな形態の『源氏物語』の伝来や享受に関する発展的考察。

目 次
凡 例
序 本書の構成と研究史概観 
第一篇 専修大学図書館所蔵本の文献学的研究
 第一章 伝冷泉為秀筆『源氏物語』桐壺巻本文の様相
  一 はじめに
  二 書誌・奥書
  三 為経と為秀
  
四 為秀筆本の特色
  五 おわりに
 第二章 伝藤原為家筆『源氏物語』古筆切試論
  一 はじめに
  二 書誌・翻刻
  三 仮名表記から見た書写年代
  四 本文の性格
  五 おわりに
 第三章 菊亭文庫蔵『源氏物語』抜書六帖考
  一 はじめに
  二 書誌・翻刻
  三 『万水一露』との関係性
  四 『源氏物語』における琵琶伝授と菊亭家
  五 画帖草稿の可能性
  六 おわりに

第二篇 室町期における『源氏物語』本文の伝来と享受
 第一章 伝正徹筆『源氏物語』の伝来と奥書
  一 はじめに
  二 正徹本の書誌
  三 正徹本六種の奥書
  四 奥書の連関性
  五 おわりに─奥書から想定される書写経路─
 第二章 正徹本の本文
      ─国文研本・京都女子大本・慶應大本・書陵部本を中心に─
  一 はじめに
  二 本文校異の割合
  三 桐壺巻の比較
  四 国文研本の様相
  五 おわりに
 第三章 大内家・毛利家周辺の源氏学─大庭賢兼を中心に─
  一 はじめに
  二 大内家旧臣大庭賢兼
  三 賢兼の源氏学
  四 おわりに
 第四章 大庭賢兼筆『源氏物語』本文の様相
  一 はじめに
  二 賢兼筆本の書誌・奥書
  三 賢兼筆本桐壺巻と正徹本の校合跡
  四 おわりに
 第五章 米国議会図書館蔵『源氏物語』の本文
      ─麗子本対校五辻諸仲筆本の出現─
  一 はじめに
  二 古筆了仲による折紙の近似
  三 LC本と諸仲本の共通異文
  四 LC本・諸仲本・麗子本の連関性
  五 おわりに
  *麗子本・諸仲本・LC本の桐壺巻翻刻対校一覧表

第三篇 近世初期における『源氏物語』享受
 第一章 専修大学図書館蔵『源氏物語画帖』の詞書とその制作背景
  一 はじめに
  二 専大本の詞書
  三 詞書伝称筆者の筆跡
  四 専大本の成立時期
  五 詞書のコーディネーター
  六 専大本の制作背景
  七 おわりに
 第二章 『源氏物語画帖』の絵における俳画師野々口立圃の影響
  一 はじめに
  二 俳画師としての立圃
  三 専大本の絵と『十帖源氏』の挿絵
  四 専大本の絵の特色
  五 おわりに
 第三章 野々口立圃作『十帖源氏』の本文構造
  一 はじめに
  二 『十帖源氏』の本文と和歌比率
  三 『十帖源氏』花散里巻の本文
  四 『十帖源氏』関屋巻の本文
  五 梗概化の継承
  六 おわりに─立圃の制作意図─


初出一覧
あとがき
索 引(人名・現代人名・書名・事項)


一覧に戻る

書籍案内

  • 新刊
  • 近刊
  • 話題の本(おすすめ)
  • 古典影印叢書
  • 研究書(語学系)
  • 研究書(文学系)
  • 注釈書・単行本など
  • 教材

武蔵野書院のブログ

紫式部学会のブログ

文献日本語学の広場

特定商取引に基づく表記