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研究書(語学系) 詳細
日本語の歴史2
意志・無意志
| 書名かな | にほんごのれきしに |
|---|---|
| 著者(編者)名 | 柳田征司 著 |
| 著者(編者)名かな | やなぎだせいじちょ |
| ISBNコード | 978-4-8386-0429-6 |
| 本体価格 | 2,000円 |
| 税込価格 | 2,100円 |
| 判型 | 四六判 |
| 頁数 | 292頁 |
| 刊行日 | 2011/5/15 |
| 在庫 | 在庫あり |
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はじめに
一 「修行者あひたり」
「修行者あひたり」型表現/助詞「に」を表していないのではないこと/「修行者あひたり」型表現とはどのような表現か/古代・中世日本語の「あふ」/逢魔・逢霊説/「相手が借りる」/意志形と無意志形とを分化させていない動詞「あふ」/無意志の出会いに用いられた「相手にあふ」/「修行者あひたり」型表現の衰退
二 「ある」(有) 「いる」(居) 「おる」(居)
「昔々おじいさんとおばあさんがありました」/「をり」の語源/「おる」と「いる」/南紀方言・八丈島方言の「ある」/先行研究/『竹取物語』の「あり」と「をり」/「ある」と「いる」「おる」
三 意志動詞「忘る」と無意志動詞「忘る」
有坂秀世氏が考えたこと/四段活用の「忘る」/四段活用動詞「忘る」の意味/下二段活用の「忘る」/忘れる内容が主格に立つ例─「我が面の忘れむしだは」/「父の写真」/大和の歌に見える忘れる内容が主格に立つ例/『今昔物語集』に忘れる内容が主格に立つ例は存するか/「忘る」の語源/「忘れかぬ」「忘れす」その他/有坂説が成り立つ可能性/忘れる内容がヲ格に立つ確かな例
四 「前車ノ覆スヲ見テ後車ノ誡ヲ知ル」
吉田澄夫氏の研究/亀井孝氏の指摘/『車馬』/第九二則の原拠/「覆ル」と「覆ス」/新古・文体差/「前車ノ覆ス」の表現価値/『今昔物語集』の「船俄ニ覆テ」「船打返シテ死ヌ」/「前車ノ覆ス」の衰退
五 意志動詞の無意志的用法
意志動詞の無意志的用法/意志動詞の無意志的用法はいつから見えるか/意志動詞の無意志的用法の内実/主語が為手でない場合/対応する無意志動詞が存するということ/意志動詞の無意志的用法の成立とその後/「~てしまう」
六 「家の子、郎等多く討たせ、馬の腹射させて、引退く」
強がり表現・負け惜しみ表現から使役表現の随順用法へ/使役表現の許容用法・随順用法の不足/使役表現の内実/意志動詞の無意志的用法/武士詞
七 「アイマチ」(過)
『史記抄』に見える「アイマチ」/『史記抄』に見える「アヤマチ」/『史記抄』の「アイマチ」と「アヤマチ」/その他の抄物に見える「アイマチ」/「アイマチノ高名」/その後の「アイマチ」/「アヤマツ」と「アヤマル」/キリシタン資料の「アヤマチ」と「アヤマリ」
八 意志動詞化・使役・無意志動詞化・受身─「散らス」「知らセル」「思わレル」「降らレル」─
他動・使役・自発・受身の接尾語/奈良時代における「ス」(四段活用)/奈良時代における「シム」/奈良時代における「ス」(下二段活用)/自発・受身の「ユ」・「ル」/無意志動詞に付く「ユ」/意志動詞化・使役・無意志動詞化・受身/「ス」(四段活用)「ユ」「ル」の成立/「ス」(四段活用)「ユ」「ル」の接続/「ラユ」「ラル」の成立と「ル」「ラル」の定着/使役「ス」(下二段活用)の成立/平安時代における使役「サス」の成立/平安時代における肥大化接尾語「カス」の成立/なぜ「~カス」なのか/平安時代における「~シテ」と「~セテ」/室町時代における「~シテ」と「~セテ」/現代語の「ス」と「セル」
九 「はた迷惑の受身」
自発・可能・受身・尊敬/「はた迷惑の受身」とは/受身の類別/「迷惑」/「はた」/望ましくないことだけを表す受身は存するか/「迷惑」意識・「はた迷惑」意識
おわりに/あとがき


