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研究書(文学系) 詳細

9784838607457V3

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三稜の玻璃

─平安朝文学と漢詩文・仏典の影響研究─
書名かな さんりょうのはり へいあんちょうぶんがくとかんしぶん・ぶってんのえいきょうけんきゅう
著者(編者)名 中野方子 著
著者(編者)名かな なかのまさこ
ISBNコード 978-4-8386-0745-7
本体価格 14,000円
税込価格 15,400円
判型 A5判上製カバー装
頁数 460頁
刊行日 2021年3月10日
在庫 在庫あり
平安朝文学、漢文学、仏典が交叉し生み出す、複雑な光の饗宴
 三稜の玻璃(プリズム)を透過した白色光は、七色の彩となって現れる。古のことばも、三稜の玻璃を通して、これまでとは異なる始原の相貌をもって輝き出すのではないか。業平、貫之、友則、伊勢の和歌や、『伊勢物語』、『源氏物語』を中心とした平安朝文学と漢詩文、仏典という三面のジャンルが交叉し、交響し合う論文集。

【目 次】
 凡 例

  第一章 身と心の歌と仏典─『古今集』・『紫式部集』─
序論─平安初期の法会と聴き手たち
第一節 『古今集』の身の歌と仏典
第二節 『古今集』の心の歌と仏典
      ─「心」の歌ことば生成の背景
第三節   身と心の歌と仏典─『古今集』の身と心の歌と
            『紫式部集』の「身にしたがふ心」
          
  第二章  『白氏文集』・『古今集』・『伊勢物語』と仏典
        ─浄土思想と『涅槃経』と─
第一節 白居易と唐代仏教─禅浄双修思想を手がかりとして
第二節 康秀と尼敬信の歌
      ─『古今集』における日月を隠す喩と仏伝・『涅槃経』
第三節 『伊勢物語』五十八段と仏典
      ─『法華経』・『涅槃経』の経相判釈との関わり

  第三章 『古今集』・『伊勢物語』と漢詩文
第一節 積もれば人の老いとなるもの
      ─業平歌の背景としての暦・『淮南子』
第二節 対詠という幻想
      ─『古今集』の業平・貫之の贈答歌を考える
第三節 業平の贈答歌と辞世の歌
      ─中国賦・詩における擬物の系譜と和歌
第四節 『伊勢物語』第九段と岑參「逢入京使」

  第四章 『源氏物語』と漢詩文
第一節 『源氏物語』の異言語
      ─常夏・篝火巻と近江君
第二節 罪なき者としての祈り
      ─須磨巻の光源氏の歌と周公旦・湯王
第三節 『源氏物語』における哀悼の表現
      ─悼亡詩との関わりにみる
第四節   髣髴と分明
      ─『源氏物語』の夢と元稹・白居易の夢

  第五章  平安朝文学と中国俗文学
第一節 面影絶えぬ玉かづらかな
      ─『貫之集』五三〇番歌と『朝野僉載』「鄧廉妻」の夢
第二節 『伊勢物語』二十四段と孟姜女故事
第三節 大鏡における語り手設定の位相─伏流としての神仙譚

  第六章 和漢朗詠集の配列をめぐる問題
第一節 『和漢朗詠集』秋「十五夜付月」部における配列
      ─句の連環を考える
第二節 遡行する時間
      ─『和漢朗詠集』七夕部の配列における手法

  第七章 語誌二題
第一節 かなし
第二節 「べらなり」考─喩に承接される助動詞

あとがき
初出一覧
人名・書名・事項索引
初句索引


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