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C62

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ことばから迫る能(謡曲)論

―理論と鑑賞の新視点―            
書名かな ことばからせまるのう(ようきょく)ろん ―りろんとかんしょうのしんしてん― 
著者(編者)名 小林千草/千 草子 著
著者(編者)名かな こばやしちぐさ/せん そうこ
ISBNコード 978-4-8386-0416-6
本体価格 2,381円
税込価格 2,619円
判型 四六判上製カバー装
頁数 328頁
刊行日 2006年11月7日
在庫 品切れ中
ことばの研究者と歴史小説の作家とが
  密接な関係の中で紡ぎあった注目の一書
   次の方々へお薦めいたします!

○日本語学・日本文学・芸術学・演劇学・コミュニケーション論専攻の卒論・レポートのために。また、その指導書として教師の方々へ
○能楽ファン・お謡いや仕舞を習っている方々へ
○活躍中の能楽師の方々へ
○「能って何だろう」と、ちょっぴり興味のある方々へ

  目 次

はじめに
Ⅰことばから迫る能(謡曲)論…………小林 千草
 第一章 未来の豊かな日本語像と能のことば
 第二章 言葉から見た能の構成
     ――「暫く」の語が演出する能の世界――
 第三章 「関を上ぐ」と「たいさんぼく」
     ――能狂言と中世文献の有機的結合――
 第四章 太閤秀吉と能
     ――中世資料(史料)との照合の楽しさ――
 第五章 ヨーロッパに伝わった能のことば
     ――ロドリゲス『日本大文典』を中心に――
 第六章 ハビアン『平家物語』「屋島〈那須与一・弓流し〉」の段と能
     ――中世における“語り”の共有性――
 第七章 金春安照のことばと表現
 第八章 しぐさがセリフを超えるとき
     ――能狂言に見る演劇の“翻訳”――
Ⅱ能(謡曲)鑑賞の新視点…………千 草子
 第一章 能にみる御仏への賛歌
     ――能の精神世界――
  一 「百萬」「三井寺」「隅田川」などに見る“母の心”
  二 「鵜飼」「善知鳥」「江口」に見る“罪”の意識
  三 「源氏供養」「誓願寺」「姥捨」に見る“女人往生”
 第二章 能「善知鳥」とワキ方の役割
 第三章 金剛旧能楽堂から新能楽堂へ
     ――伝統文化の新生に立ち会う――
  一 旧能楽堂で「橋弁慶」を観る
  二 宗家継承披露能を東本願寺能舞台に観る
    ――「安宅」鑑賞日記――
  三 “室町の金剛はん”から世界の金剛流へ
    ――「扇葉荘」で新生を想う――
  四 金剛能楽堂いよいよ舞台披きへ
    ――京の新名所へ期待感いっぱい――
  五 新能楽堂落成披露能を観る
    ――「翁」鑑賞日記―――
  六 新金剛能楽堂に期待するもの
    ――四〇〇年前ヨーロッパに伝わった能の再現――
 第四章 丹波夜能「雪」「土蜘蛛」と篠山城下町
     ――地域社会に生きる能――
 第五章 能(謡曲)を楽しむ
     ――能万華鏡――
  一 「竹生島」と信長
  二 「卒都婆小町」(一)
    ――現代性帯びた「中間」――
  三 「卒都婆小町」(二)
    ――“心の花のまだあれば”――
  四 翠子と「百萬」
    ――母性から母性へ――
  五 「道成寺」に想う
  六 東海大学欅能と「敦盛」
    ――“平和への祈り”聞こえますか――
  七 女流能楽師のための能会パンフレットより
    ――「清経」「鉄輪」「大瓶猩々」など――
Ⅲ 能狂言(能楽)の現在…………小林千草・千 草子
 第一章 インターネット社会と能楽師・能楽ファン
 第二章 学校教育と能狂言、社会教育と能狂言
     ――ことばの力、声の力を信じて――
おわりに
あとがき
 〈巻末付録〉能(謡曲)の基礎知識と発展課題

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