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9784838604760

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風に紅葉考

─百花繚乱する〈性〉への目差し─
書名かな かぜにもみじこう  ―ひゃっかりょうらんするせいへのまなざし―
著者(編者)名 大倉 比呂志 著
著者(編者)名かな おおくら ひろし
ISBNコード 978-4-8386-0476-0
本体価格 3,000円
税込価格 3,300円
判型 四六判上製カバー装
頁数 190頁
刊行日 2018年1月25日
在庫 有り

風に紅葉の散る時は……


 中世王朝物語に属する『いはでしのぶ』や『我身にたどる姫君』には、密通という〈性〉に関わる描写が溢れている。
 はたして、『風に紅葉』ではそれがどのように語られているのだろうか。
 本書七編の論文をもとに、その実体を照射する。
【目次】

凡例


第一章
〈性の博物館〉としての『風に紅葉』

第二章
『風に紅葉』における男主人公大将を取り巻く人間たち

第三章
『風に紅葉』における〈精進落とし〉の記事をめぐっての断章
   ─『源氏物語』摂取の新たな技─

第四章
『風に紅葉』と『恋路ゆかしき大将』との類似性をめぐって

第五章
『風に紅葉』と『とはずがたり』との共通基盤
   ─〈性の被管理者〉から〈性の管理者〉へ─

第六章
『風に紅葉』拾遺

第七章
『風に紅葉』続拾遺

初出一覧
後記

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