ホーム > 書籍案内 > 新刊 > 戦後に生まれて グミと野いちご 千 草子詩歌集 1
注釈書・単行本など 詳細
戦後に生まれて グミと野いちご 千 草子詩歌集 1
| 書名かな | せんごにうまれて ぐみとのいちご せんそうこしかしゅう | 
|---|---|
| 著者(編者)名 | 千 草子 著 | 
| 著者(編者)名かな | せん そうこ | 
| ISBNコード | 978-4-8386-0487-6 | 
          
| 本体価格 | 2,000円 | 
| 税込価格 | 2,200円 | 
| 判型 | B6判並製カバー装 | 
| 頁数 | 66頁 | 
| 刊行日 | 2020年1月30日 | 
目 次
はじめに
はじめに
海渡りサンフランシスコに来てみれば
      土手に咲く咲くイロマツヨイの花
冬の夜にケーンケーンと鳴く声を
      きつねと教えしわが祖父母よ
ミッドウェイ加賀は海に呑まれゆく
      その船底に吾が「父」います
枇杷の実のたわわに実る庭園が
      火宅なりとは知りもせず
グミを食み野いちご摘んで歩くなり
      楽しきかなやこども連隊
石垣のいちご摘みにとこどもらは
     黙してあゆむ母屋の 東
「しにました」泣き伏す男見つめつつ
     「愛」というもの、あること知りき
「おかあさん」抱きつきしは妻夫木君
     稽古では出さぬ子雀の強さよ
夕闇の迫り来るころ護王神社に灯が入りぬ
     こわくてこわくて走り抜く
カナダからはっかとバラのいい香り
     角を曲がると私のクリスマス
京大の先生の家もようあって
     ええ子にならはる他人は言ふ
ふと見あぐドームにしなう夏草は
     青々青と生命を歌う
おわりに
あとがき




