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研究書(文学系) 詳細
いかにその物語は面白いか
| 書名かな | いかにそのものがたりはおもしろいか | 
|---|---|
| 著者(編者)名 | 廣田 收・辻 和良 編著 | 
| 著者(編者)名かな | ひろたおさむ・つじかずよし へんちょ | 
| ISBNコード | 978-4-8386-0803-4 | 
| 本体価格 | 4,000円 | 
| 税込価格 | 4,400円 | 
| 判型 | A5判並製カバー装 | 
| 頁数 | 298頁 | 
| 刊行日 | 2025年6月25日 | 
| 在庫 | 有り | 
12名の「個性的な読み」で物語の面白さを問う
平安期の物語を対象として、第一線の研究者の方々に御願いし、大学生や一般の読者を念頭に「古典文学の面白さ」をめぐって、物語を読む楽しさに溢れた問題提起や大胆な仮説を御示しいただこうと企てたのが本書です。各論考と併せて後半には編者二名の拙い「対談」も掲げ、研究に対する率直な考えを示しております。「いかにその物語は面白いか」という問いを考える機会となれば幸いです。 ――まえがきより
まえがき…廣田 收
『源氏物語』にとってウケヒとは何か
   ─物語の深層に神話がある─…廣田 收
桐壺更衣の花の比喩
   ─「女郎花・撫子」の表現性─…浅尾広良
当代読者が『源氏物語』に透かし見る同時代史
   ─引用される伊周・詮子・為平・斉信─…星山 健
源氏物語の巻と巻名の機能性について
   ─主に享受史の視点から─…原 豊二
『源氏物語』、異界からの侵入
  ─平安時代物語、『無名草子』からの逆照射─…野村倫子
月入れたる真木の戸口、紛れ歩く若君
   ─『源氏物語』の場面とその構成─…村口進介
『源氏物語』玉鬘十帖における求婚者たち
   ─『うつほ物語』あて宮求婚譚から考える─…勝亦志織
源氏物語における色彩のある衣装描写
   ─男性たち─…井野葉子
『源氏物語』「見えない人びと」の主題論的考察
   ─情報伝達と演出─…辻 和良
長編物語に呼び込まれる兼雅と涼
   ─『うつほ物語』の成長段階を見据えたアプローチ─
                      …本宮洋幸
海山の饗応
   ─『伊勢物語』八七段の表現─…亀田夕佳
待つ女と待たない女
   ─『伊勢物語』から『平中物語』へ─…山下太郎
《対談》
物語研究の論点はどこにあるか…廣田 收×辻 和良
あとがき…辻 和良
執筆者紹介




