研究書(文学系) 詳細

平安装束の陰影
| 書名かな | へいあんしょうぞくのいんえい |
|---|---|
| 著者(編者)名 | 川村裕子・福家俊幸 編著 |
| 著者(編者)名かな | かわむらゆうこ・ふくやとしゆき |
| ISBNコード | 978-4-8386-0814-0 |
| 本体価格 | 11,000円 |
| 税込価格 | 12,100円 |
| 判型 | A5判上製カバー装 |
| 頁数 | 384頁 |
| 刊行日 | 2025年12月20日 |
| 在庫 | 近刊 |
本論文集は、装束の精鋭研究者による斬新な見解が並んでいる。
これらは研究者のみならず、平安装束に興味がある方々に、
新たな読みを提示していると確信している。
――編著者識
――編著者識
『竹取物語』の〈時代〉
—作中の装束関連記事をめぐって— 有馬義貴
—作中の装束関連記事をめぐって— 有馬義貴
「くつ」を取る左大臣/「くつ」を履かせる時方
—『うつほ物語』の「くつ」と『源氏物語』の愛情表現—
池田大輔
平安期装束における復元考証の課題点
—形態とかさねの成立と— 宇都宮千郁
『蜻蛉日記』下巻の賀茂臨時祭の出車
—「紫の織物重なりたる袖」は時姫か— 川村裕子
下田歌子の宮仕え体験と装束
—『源氏物語講義』を中心に— 久保貴子
『今とりかへばや』のことばとしぐさ
—「引きかづく」を中心に— 佐竹知佳
紫式部にとっての〈禁色〉
—『紫式部日記』における「心々」なる表現をめぐって—
柴田まさみ
装束調製に見える日常
—『うつほ物語』俊蔭女・『源氏物語』紫上を中心に—
末澤明子
『大鏡』道長から贈られた「裳・唐衣」
—禎子内親王の裳着の儀— 高橋麻織
指貫の裾を濡らす光源氏
—『源氏物語』「蓬生」巻の常陸宮邸訪問をめぐって—
竹内正彦
『栄花物語』の装束表現
—伊周批判の一方法— 中島和歌子
平安文学に描かれる小袿の意義
—未成年女子着用例をめぐって— 畠山大二郎
平安文学における服飾表現の西洋諸語への翻訳と
服飾文化の伝達の可能性について
—女性の装束に着目して— フィットレル・アーロン
『讃岐典侍日記』上巻の装束描写
—一体化した世界の中で— 福家俊幸
「山吹の花色衣ぬしや誰」と「言はで思ふぞ言ふにまされる」
—『枕草子』「殿などのおはしまさで後」章段における
定子の消息への道程— 森田直美
『うつほ物語』の衣装描写
—女房装束と童装束を中心に— 諸井彩子
若菜下巻の女楽と歌合の装束について
—服飾を物語るということ— 吉野 誠
出衣攷—光源氏は〈出衣〉をしたか— 渡辺開紀



