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研究書(文学系) 詳細

9784838608201

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源氏物語伺候者論攷

書名かな げんじものがたりしこうしゃろんこう
著者(編者)名 池田大輔 著
著者(編者)名かな いけだだいすけ
ISBNコード 978-4-8386-0820-1
本体価格 11,000円
税込価格 12,100円
判型 A5判上製カバー装
頁数 366頁
刊行日 2026年3月27日


序 『源氏物語』の伺候者への視座
 序章 研究の目的と研究史上における位置づけ
  はじめに
  一 本書の目的
  二 問題の所在
  三 先行研究を踏まえた問題意識
  四 研究史とそこから見えてくる課題
  五 研究史上における本書の位置づけ
  六 伺候者の定義
  七 歴史的実態との関係
  八 〈読み〉の実践としての物語本文

第一部 『源氏物語」の伺候者に関する「表現」と〈概念〉
 第一章 「従者」と〈男性従者〉
  はじめに
  一 平安かな散文における「従者」
  二 公卿日記における「従者」
  三 『源氏物語』における「従者」
  おわりに
 第二章 「乳母子」と〈乳母の子〉
  はじめに
  一 問題の所在
  二 「乳母子」と〈乳母の子〉への語りと読み
  三 「手引き」から見る「乳母子」と〈乳母の子〉
  おわりに
 第三章 「めしうど」と〈お手つきの侍女〉
  はじめに
  一 問題の所在
  二 「めしうど」と名のる侍女たち
  三 「めしうどだつ」侍女たち
  おわりに

第二部 『源氏物語」の男性伺候者たち
 第四章 男性伺候者体系論序説
  はじめに
  一 主人の実名を語らないこと
  二 伺候者の実名を語ること
  おわりに
 第五章 小君の手引きと光源氏
      ─『源氏物語」における
        
私的主従関係形成の語り
  はじめに
  一 小君の呼称からみる光源氏との距離感
  二 「子」から「小君」への変貌
  三 光源氏の言動「まつはす」と「あこ」
  四 手引きから排除された空蝉の侍女
  おわりに
 第六章 右近の将監の官職変化と光源氏
       ─主人の政治的立場の象徴
  はじめに
  一 右近の将監の特殊性
  二 右近の将監の形象
  三 須磨退去をめぐる右近の将監の役割
  おわりに
 第七章 伊予の介と大和の守
      ─公卿と受領の私的主従関係
  はじめに
  一 『源氏物語』の受領
  二 「すくすくしき」伊予の介
  三 大和の守と夕霧
  四 「大和の守」という呼称
  おわりに
 第八章 受領になった良清と惟光
      ─
近江の守と摂津の守で退場する意味
  はじめに
  一 良清と惟光の最後の登場場面
  二 近江の守としての良清
  三 摂津の守としての惟光
  おわりに
 第九章 受領がもたらす都と鄙
       ─『源氏物語』の「ゐなかぶ」美質
  はじめに
  一 「都意識」と「雛意識」の発露
  二 「ひな」から「ゐなか」へ
  三 大夫の監の「鄙意識/都意識」の発露
  四 大宰の少弐の都意識
  五 西の京の乳母の都意識
  六 玉鬘の「ゐなかぶ」美質
  七 常陸の介の「ひなぶ」野鄙と浮舟の「ゐなかぶ」美質
  おわりに
 第十章 主従の和歌空間
       ─男性伺候者が和歌を詠むことの物語的意味
  はじめに
  一 主従唱和歌による異郷的時空の形成
  二 主従唱和歌の官職名呼称による現実回帰
  三 右近の将監と光源氏の贈答歌
  四 惟光と光源氏の贈答歌
  おわりに
 第十一章 惟光の退場と光源氏の死乳母の子と葬送
  
はじめに
  一 夕顔巻と惟光
  二 〈乳母の子〉の惟光と大徳
  三 男性の〈乳母の子〉と葬送
  四 「誄」による主人の鎮魂
  五 「乳母子」と語られる男性伺候者
  六 惟光を「乳母子」〈乳母の子〉と語らないこと
  七 夕顔で語られる二人の〈乳母の子〉
  おわりに

第三部 『源氏物語』の女性伺候者たち
 第十二章 『源氏物語』の男性伺候者と
       女性伺候者の「世」と「心」
  はじめに

  一 「世に従ふ心」と男性伺候者たちの葛藤
  二 「まかりあくがる」侍従の葛藤
  三 「まかで散らぬ」女性伺候者たちの葛藤
  四 伺候者たちの動向を語ることの意味
  おわりに
 第十三章 手引きする侍女たち
  はじめに
  一 『源氏物語』の手引きとその表現
  二 男君の「責む」行為の意味
  三 救済としての「手引き」
  おわりに
 第十四章 柏木の「語らひ人」小侍従
  はじめに
  一 小侍従の登場
  二 小侍従と柏木の「語らひ」が拓く物語
  三 小侍従と柏木の「語らひ」から手引きへ
  おわりに
  附 主要伺候者と主人一覧表
 初出一覧
 あとがき


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