ホーム > 書籍案内 > 研究書(文学系) > 表現から考える平安朝文学
研究書(文学系) 詳細
表現から考える平安朝文学
| 書名かな | ひょうげんからかんがえるへいあんちょうぶんがく |
|---|---|
| 著者(編者)名 | 吉井 美弥子 著 |
| 著者(編者)名かな | よしいみやこ |
| ISBNコード | 978-4-8386-0822-5 |
| 本体価格 | 10,000円 |
| 税込価格 | 11,000円 |
| 判型 | A5判上製カバー装 |
| 頁数 | 310頁 |
| 刊行日 | 2026年5月12日 |
はじめに
Ⅰ 『源氏物語』を読み解く
第一章 方法としての袍の色─『源氏物語』正編の束帯姿─
一 はじめに
二 「四位五位こきまぜに」考─若紫巻の袍の色
三 方法化される当色 ㈠─澪標巻の住吉参詣
四 方法化される当色 ㈡─少女巻の夕霧と光源氏
五 「黒」の袍と柏木─若菜下巻の住吉参詣の場面から
六 おわりに
第二章 紫の上と少納言の乳母、そして女房たち
─「存在」と「不在」の意義─
一 はじめに
二 少納言の乳母㈠─登場から二条院へ移るまで
三 少納言の乳母㈡─二条院で
四 少納言の乳母の不在、そして代わる女房たち
五 子を産まない紫の上─むすびにかえて
第三章 「老い」の物語創造へ
─光源氏は「ねびまさら」ないのか─
一 はじめに
二 『源氏物語』第一部の「ねび~」表現
三 「ねび~」表現に見る光源氏
四 「異常不老譚」の矛盾
五 むすびにかえて
第四章 「親めく」光源氏
─夕霧への対応についての〈語り〉─
一 はじめに
二 「親めく」について
三 「親がる」および「親がりありく」
「親がりはつ」について
四 「親ざま」について
五 夕霧と「親めく」光源氏─むすびにかえて
第五章 玉鬘裳着の日の歌
─『源氏物語』における儀礼歌の問題─
一 はじめに─問題の所在
二 玉鬘の裳着の意義─先行研究から
三 裳着当日の展開 ㈠─儀式を前に
四 裳着当日の展開 ㈡─儀式開始後
五 大宮の贈物─「櫛の箱」の問題
六 大宮の文、そして歌─「玉くしげ」の歌の問題
七 『源氏物語』の儀礼の歌─むすびにかえて
第六章 橋姫巻の姉妹の楽器をめぐる解釈史が提起するもの
─『文学・語学』編集長の経験と古典文学研究の
立場から─
一 はじめに
二 編集長の経験から
三 橋姫巻の一場面の解釈をめぐって
四 楽器交換の問題
五 おわりに
第七章 女房たちの贈歌─暴かれる薫─
一 はじめに
二 召人たちの歌
三 女房たちと薫 ㈠
四 女房たちと薫 ㈡
五 むすびにかえて
第八章 薫がまとうもの─表現から読み解く宇治十帖─
一 はじめに
二 『源氏物語』正編における光源氏の衣装
三 薫の衣装をめぐる「ずれ」、あるいは違和感
四 「脱ぐ」薫、「着替える」薫
五 おわりに
Ⅱ 『紫式部日記』と『源氏物語』前後の物語を読み解く
第九章 『紫式部日記』の酒宴
一 はじめに
二 『紫式部日記』の「儀式」
三 土御門邸行幸の日の酒宴
四 敦成親王「御五十日」の酒宴 ㈠
五 敦成親王「御五十日」の酒宴 ㈡
六 中宮の臨時客の酒宴
七 むすびにかえて
第十章 女房たちを書きとどめる『紫式部日記』
─「女房名」の政治性を超えて─
一 はじめに
二 『紫式部日記』に登場する女房たち
三 「命名」をめぐる問題
四 「女房名」の政治性
五 女房たちを表現すること
六 おわりに
附節 『紫式部日記』が書かなかったこと
─中宮彰子を予祝するために─
第十一章 『うつほ物語』の宮の君の問題
一 はじめに
二 女一の宮の懐妊をめぐって
三 難産と禁忌侵犯の可能性
四 仲忠と小君/兼雅と宮の君
五 むすびにかえて
第十二章 『山路の露』小考
─『源氏物語』の「最終巻」として─
一 はじめに
二 講義資料提示型遠隔授業についての記録的な報告
三 『山路の露』の評価をめぐって
四 『山路の露』が目指していたこと
─浮舟に関わる諸問題
五 『山路の露』における浮舟以外の女性たち
─むすびにかえて
第十三章 時代を映す『源氏物語』
─「源氏物語千年紀」における現代作家の
享受の様相から─
一 はじめに
二 個性を映す『源氏物語』
三 少女の欲望─角田光代「若紫」
四 女たちの本音と欲望
─桐野夏生「柏木」・小池昌代「浮舟」
五 むすびにかえて
Ⅲ 古典文学教育を考える
第十四章 国語教育を超えて
一 はじめに
二 教科書の中の古典教材
三 古典教材が定番化かつ固定化する背景
四 「国語教育」を超えて
五 おわりに
第十五章 これからの文学教育
一 はじめに
二 新学習指導要領をめぐって ㈠
─「論理的」な国語力?
三 新学習指導要領をめぐって ㈡
─「実用的」な国語力?
四 「役に立つ/役に立たない」からの脱却
五 教科書の中の古典文学
六 おわりに
第十六章 古典の魅力を発見させること
─研究は教育に活かせるか─
一 はじめに
二 テクストへの取り組み方
─「連続性」という視点
三 教材としての『源氏物語』若紫巻の一場面
─「出典探し」の試み
四 「垣間見」再考─むすびにかえて
附節 女君たちのテーマ・ソング
─『源氏物語』の楽しみ方─
初出一覧
あとがき
人名索引




