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研究書(文学系) 詳細
源氏物語〈もののけ〉論考
| 書名かな | げんじものがたりもののけろんこう |
|---|---|
| 著者(編者)名 | 森 正人 著 |
| 著者(編者)名かな | もりまさと |
| ISBNコード | 978-4-8386-0823-2 |
| 本体価格 | 8,500円 |
| 税込価格 | 9,350円 |
| 判型 | A5判上製カバー装 |
| 頁数 | 292頁 |
| 刊行日 | 2026年7月9日 |
| 在庫 | あり |
〈もののけ〉は、
物語を陰から動かす存在であった。
平安時代の人々は〈もののけ〉をどのようなものと捉え、どのように対したか。
本書は、〈もののけ〉とは何かを明らかにすること、紫式部集、源氏物語における〈もののけ〉表現を読み解き、源氏物語において〈もののけ〉の意味するところを解き明かすことを目的とした。
これらの検討を通じて源氏物語の文学的意義に迫る。
序章
一 はじめに
二 源氏物語における〈もののけ〉の位置
三 基点的研究の検証
四 〈もののけ〉研究の動向から
五 課題と目的および本書の構成
─付・各章と初出との関係
第一章 〈もののけ〉とは何か
一 はじめに
二 モノとケ
三 物怪および怪
四 邪気・霊気・物気
五 〈もののけ〉の原義
六 〈もののけ〉の語義と用法
第二章 〈もののけ〉への対処
一 はじめに
二 発症から快復までの概観
三 〈もののけ〉発症と見立て
四 発症原因の判断と対処法の選択
五 験者による調伏─直接方式
六 霊物を駆り移す─霊媒方式
七 護法のふるまい
八 顕露と退散
第三章 心の鬼の棲み処
一 はじめに
二 二つの辞書における「心の鬼」
三 「疑心暗鬼」説検証
四 鬼神のさまざま
五 冥府の使者と地獄の獄卒
六 目に見えぬ鬼としての心
七 心という鬼
第四章 心の鬼のふるまい
一 はじめに
二 「心の鬼」の扱いの検証
三 源氏物語「心の鬼」の検討状況
四 「心の鬼に─思ふ」型
五 その他の用例と辞書の記述
六 源氏物語読解に向けて
第五章 紫式部集の〈もののけ〉詠
一 はじめに
二 小法師=護法説と反響
三 小法師=護法のはたらき
四 「亡き人に」「ことわりや」の呼応
五 回帰する批評
第六章 葵巻の〈もののけ〉─顕露まで
一 はじめに
二 葵上の〈もののけ〉発症
三 〈もののけ〉の調伏
四 「いきずたま」観念の基盤
五 魂のふるまい
六 心のはたらき
第七章 葵巻の〈もののけ〉─顕露以後
一 はじめに
二 生霊顕露
三 芥子の香
四 〈もののけ〉取り入る
五 心の鬼に
六 光源氏の選択
第八章 若菜下巻の〈もののけ〉
一 はじめに
二 発症から顕露まで
三 死霊顕露
四 天翔る霊
五 調伏と慰撫と
第九章 宇治の〈もののけ〉
一 はじめに
二 「白きもの」の発見
三 横川の僧都の修法と加持
四 〈もののけ〉顕露から快復へ
五 死霊の語り
六 宇治の冥の空間
第十章 光源氏と〈もののけ〉
一 はじめに
二 光源氏─その聖なる光輝
三 光源氏─その罪業
四 栄華に差す影
五 〈もののけ〉を問い直す
六 〈もののけ〉の発動から退散まで
七 源氏物語における〈もののけ〉表現の特徴
八 光源氏につきまとう影
あとがき
索引




